次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年05月07日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】5月7日(木)のスイングトレード銘柄

マーケット概況

株式市場は、5月1日(金)以来のオープンとなる。

Stay Homeの今までにないゴールデンウィークの形となったが、いかがお過ごしであっただろうか?

例年、日本のゴールデンウィークは、株式市場や為替相場が荒れることが多いが、今年はゴールデンウィーク前に下落が続いたことも影響してか、欧米の株式市場は堅調な状況が続いた。

大きく下落する日もあったが、総じてしっかりしていたと言ってもよいだろう。

しかし、昨晩は強い展開も少し弱まり、欧米市場は高安まちまち、米国市場は引けにかけて弱い展開となり、ダウ、S&P500はマイナス圏、ナスダックもプラス幅を縮小させた。

この連休中のマーケットを見ていて、やはり顕著な動きと言えば、以前指摘した「先物主導の売り仕掛けステージの終了」ということだ。
従来は、ドル円相場と株式市場との連動性が高く、株式市場が上昇している時は円安ドル高、株式市場が下落している時は円高ドル安を示すことが多かったが、コロナショック時の下落相場では、途中から動きに変化が見られた。
それは、株式市場が大暴落しているのに、円安ドル高になっていたことだ。
この現象が何を意味しているのかと言えば、日経平均株価で19,000円くらいまでの下落時は、先行き不安からの現物株の売りだったのに対して、それ以降の下落については「先物主導の下げるための売り」がメインだったことになる。
投機筋は、金利のない円資金を調達してレバレッジをかけて、株価指数先物を売りまくったのだ。
リスクオンとは、本来株式投資の比率を高めることを意味しますが、株を買うのではなくて、株価指数先物の「売りポジション」を持つというリスクの取り方をしたということだ。

この連休中の欧米の株式市場の堅調な動きが見られた背景で、円高ドル安が続いた。
これは、前述の「先物売り主導の下げ相場の終焉」を意味する。

先週も同様の指摘をしたが、今週に入っても欧米市場を中心に、指数先物の買い戻しの動きが見られたということになる。

つまり積極的に株価を下げようとする人たちの姿勢が変わったということだ。
かといって、すぐに大きく上昇するかと言えば、買う材料がなければ買うことはできない。

下げはあまりなく、買いあがっていく準備をしていく段階と言えるだろう。

短期的には、TOPIXの5日移動平均線は横ばいとなっており方向性を示していない。

しかし、本格的な「買い」に備えて、小さめのポジションでお試し買いポジションを創っていく段階という認識をしている。

様子見やロングショート戦略も良いが、マーケットの大きな転換点に差し掛かっているという認識のもと、買いの準備に取り掛かる段階と考える。

本日の銘柄

(1605)国際石油開発帝石  「買い」

対TOPIX業種指数チャート上転換。
原油価格が下げ止まり反転。
セクター内主力銘柄の同銘柄を「買い推奨」とする。

(5021)コスモエネルギー     「買い」

対TOPIX業種指数チャート上転換。
原油価格が下げ止まり反転。
セクター内で動きの良い同銘柄を「買い推奨」とする。

(8031)三井物産      「買い」

対TOPIX業種指数チャート上転換。
原油価格が下げ止まり反転。
5月1日に決算発表と中期経営計画発表を終え決算リスク終了。
セクター内主力銘柄の1つの同銘柄を「買い推奨」とする。

(5332)TOTO   「買い」

対TOPIX業種指数チャート上昇傾向。
セクター内でパフォーマンスが良い同銘柄を「買い推奨」とする。

(8591)オリックス     「買い」

対TOPIX業種指数チャート上転換。
これまで売られすぎてきたセクターとして買い検討。
セクター内主力銘柄の同銘柄を「買い推奨」とする。

執筆者

浜本 学泰(はまもと たかやす)

1973年4月4日生まれ 石川県出身
証券アナリスト協会検定会員 国際公認投資アナリスト
1996年 野村證券入社、その後、メリルリンチ日本証券を経て、独立系投資顧問会社で日本株のファンドマネージャーを務め、リーマンショック前日に自主退職後、個人投資家に。
日本の投資教育の底上げのため、日本初の「実践トレーニング習得型投資スクール「アーニングアカデミー」を2015年に設立。代表として就任。株式投資、FXトレード、投資信託の選び方を教えている。運用現場を知った立場から、個人投資家が勝ちやすい方法を提供し、これまで1,300名を超える投資家を訓練してきた。

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