次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年10月29日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】ワークマンだけじゃない 注目のジャスダック銘柄

9月2日に公表した「超絶月次」をきっかけにワークマンが大幅高。この銘柄の時価総額が7200億円を超え、日本マクドナルドHDを抜いて新興市場銘柄のトップとなったのが今月11日だった。このほかにも半導体関連銘柄や5G関連、リチウムイオン電池、量子コンピューター関連など、このところジャスダック銘柄の存在感が増している。そこで、今回のレポートではジャスダック銘柄を取り上げた。半導体や設備投資に関わる銘柄の中には株価がすでに大幅高を演じており、いったんの調整を欲しているように見えるものも多いが、米中協議や東証1部主力ハイテク企業の決算で好材料が浮上するなど支援要因があれば上値を試すことになろう。日本で自然災害が激化していることを受け入れざるを得ない中、防災・減災関連と位置づけられる銘柄が複数ある点にも着目したい。

コード 銘柄名 内容 終値(10/29) 発注画面
2702日本マクドナルドホールディングス世界的ハンバーガーチェーン5,450
3423エスイー建設・建築用の資機材345
4356応用技術営業支援システムや防災関連サービス2,366
4748構造計画研究所情報システム構築2,530
4970東洋合成工業フォトレジスト用感光性材料3,210
6777santec光通信用部品1,874

ワークマンにいったん時価総額首位の座を譲った日本マクドナルドHDだが、堅調な業績推移は続きそうである。消費増税に対しては分かりやすさと利便性を重視し、店内飲食と持ち帰りの税込価格を同価格とすることで対応。新商品投入効果もあり、増税による悪影響は限られよう。権利取り狙いの買いが想定される12月決算銘柄。

応用技術は住宅設備業界向けなどの営業支援システムや防災関連サービスを展開。すでに19年12月期業績予想を2度上方修正しており、現時点の通期営業利益予想は過去最高の6億3000万円(前期比91%増)。業績が上期に集中する傾向があることには留意する必要があるが、津波や氾濫の被害想定イメージを作成するための防災シミュレーションなどを手掛ける点に注目。今後、政府が自然災害への対策を積極化するとみられる中、防災・減災関連銘柄としてマークするのも一手となろう。リアルタイムに河川水位を予測する技術などを有する構造計画研究所、落橋防止装置や補修・補強工事のエスイーもチェックしておきたい。

東洋合成は半導体製造用フォトレジストの感光材が好調。第1四半期(4-6月期)営業利益は前年同期比49.4%増の5億9400万円と好スタートを切った。通期予想18億円に対する進捗率は33%。次世代露光技術「極端紫外線(EUV)」用の感光材材料を手掛ける点も市場の注目を集め、株価は上場来高値を更新中。11月8日に中間決算を発表予定。

光通信用部品のsantecは5G関連投資の拡大に伴い、光通信装置向け部品が伸長。第1四半期(4-6月期)営業利益は前年同期比4.7倍の2億3800万円となった。すでに上期(4-9月期)予想2億8500万円をほぼ達成しており、通期予想7億8500万円に対しても30%の進捗率。10月31日の決算発表に注目が集まる。

執筆者

中村 鋭介 氏

株式会社ストックボイス 記者
ストックボイスで記者としてマーケット(主に新興市場)の取材に携わる。

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