次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年04月26日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】新興国市場の拡大など世界的な需要増を受け注目を集める医療・ヘルスケア関連銘柄

世界的にヘルスケア産業の需要が拡大している。背景としては、世界的な高齢化が進んでいるのに加え、新興国における所得水準向上や医療インフラ整備拡充があり、医療を受ける環境が整ってきていることが挙げられる。また、所得水準向上によるライフスタイルの変化とともに、糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクの上昇から健康に対する意識への高まりがある。特に、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中間所得層の増加は著しく、イギリス調査会社Euromonitorによれば、主要6カ国における中間層の割合は2006年が全体の31.0%であったのに対し、2016年は59.2%、2021年には65.0%に拡大すると見込まれている。少子高齢化が急速に進む日本とは異なり、人口増加と所得水準向上が進むアジアの新興国地域では高度な医療に対する需要拡大のスピードは速いと考えられ、医療・ヘルスケア関連の市場規模はますます拡大していくだろう。

医療分野には低侵襲治療や予防医薬、先端医療などがあるが、今回はアジアの新興国での医療需要増加を見越して、海外進出を成し遂げている医療・ヘルスケア関連銘柄に注目したい。

テルモ(4543)は、カテーテル治療と心臓血管外科手術における製品開発を行う「心臓血管カンパニー」を中心とした国内最大手の医療機器の製造・販売会社である。同社は、国内だけでなく海外にも積極展開しており、2019年3月期第3四半期決算では、海外売上高は全体の68%となり、中国を含むアジア地域は18%となっている。

【テルモ日足チャート:6ヶ月】

オリンパス(7733)は、映像技術の応用から内視鏡を含む医療関連が主力事業となっており、2018年3月期の売上高構成比率は医療事業が78.4%に上る。地域別売上高構成比率を見ると海外売上高は80.4%で、アジアオセアニア地域では20.4%となっている。医療事業自体は好調を維持しており、引き続き同社の業績を牽引する事業である。

【オリンパス日足チャート:6ヶ月】

上記以外にも、機能性サプリメントに強みを持つファンケル(4921)が中国への越境ECの好調な滑り出しを受け病院内薬局でのテスト展開を始めたり、独自の創薬開発プラットフォームシステムを使った特殊ペプチド治療薬などを創薬するぺプチドリーム(4587)が海外企業とのパートナー契約を増加させるなど関連銘柄の事業には拡大基調がみられる点も注目したい。

以下に主な関連銘柄を掲載しているので参考にしていただきたい。

関連 コード 銘柄名 終値
(4/26)
注文画面
低侵襲治療
(カテーテル、内視鏡など)
3593 ホギメディカル 3,640
4543 テルモ 3,347
4901 富士フイルムホールディングス 5,184
7733 オリンパス 1,244
7747 朝日インテック 5,610
予防医療
(遺伝子治療・試薬など)
2784 アルフレッサ ホールディングス 3,095
4921 ファンケル 3,300
先端医療
(再生医療・遺伝子治療)
4502 武田薬品工業 4,112
4587 ペプチドリーム 5,990
4974 タカラバイオ 2,432
7701 島津製作所 2,974
その他 4088 エア・ウォーター 1,692
7780 メニコン 3,200

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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