次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2018年08月10日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】ソニー好決算!来月開催の東京ゲームショウに注目!~eスポーツ関連銘柄~

8月に入り、日経平均株価はおおよそ22,500円から22,800円のボックス圏で動いている。米中貿易摩擦激化などの外部要因に左右される展開が続いているものの、下値耐性ができつつあり、底堅い動きとなっている。国内では決算発表シーズンも終盤に入った。決算発表後、株価の反応がさえない銘柄も多いが、8月8日時点で発表されている3月期決算企業約1,700社の第1四半期純利益は前年同期比29.2%増と好調である。8月は夏枯れと言われ市場全体の出来高が減少し小動きとなる傾向にあるが、米中をはじめとした通商問題が懸念材料として残るものの、3月期企業の決算発表終了後は日本企業の良好な業績を背景にリスクオン相場へ動く可能性もあるだろう。テクニカル的には、25日・75日移動平均線が上向き傾向を示しており、ゴールデンクロスの達成が期待されているものの、8月8日(水)のローソク足が22,800円を高値に利益確定売りの動きから22,644円で終えており、上値の重さを指摘する向きもある。通商問題を静観しつつも、ボックス圏からの上放れのサインを出す可能性のある25日・75日移動平均線の動きには注目したい。

【日経平均:日足:6カ月】

日経平均:日足:6カ月

移動平均線とともに注目したいのは良好な業績を発表した企業とその内容だ。7月31日(火)15時すぎにソニー(6758)が決算発表を行った。2018年度第1四半期の連結売上高は、前年同期から5%増加の1兆9,536億円、連結営業利益は前年同期から24%増加の1,950億円となった。また四半期純利益は、前年同期の約2.8倍となる2,264億円となった。この増収増益に大きく寄与したのはゲーム&ネットワークサービス分野となっている。第1四半期の売上高は、前年同期から36%増の4,721億円、営業利益は、前年同期 の約4.7倍となる835億円となっており、プレイステーション4のソフトウェアの販売が大きく伸びた結果であった。株価としても8月1日(水)は終値ベースで前日比4.7%高となった。また、今期の業績に大きく寄与したゲーム&ネットワークサービス分野の通期の見通しについては、売上高は約15%、営業利益は約30%の上方修正をしている。

【ソニー(6758):日足:6カ月】

ソニー(6758):日足:6カ月

ゲーム業界の復調がソニーの決算からも見られるようになる中、来月9月20日(火)から23日(日)にかけ東京ゲームショウが開催される。東京ゲームショウはアメリカで開催されるE3やドイツで開催されるGamescomと並んで世界三大ゲームショウの1つだ。7月3日(火)時点で出展社数は366社となり、過去最高となっている。東京ゲームショウ主催の一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が発刊している「2018CESAゲーム白書」によると、2017年の家庭用ゲームの国内市場規模はハードウェアが1,924億円(2016年:1,267億円)、ソフトウェア(パッケージ)が1,942億円(2016年:1,880億円)、合計で3,867億円(2016年:3,147億円)となっており、ハードウェアの市場拡大が目立った。近年では「eスポーツ」と言われるゲーム大会の開催・観戦がビジネスとして成り立っており、今年の2月に開催された平昌オリンピックでは五輪公認でeスポーツ大会が開催されている。国内ではeスポーツの認知が広がっていないため盛り上がりに欠けているが、米調査会社Newzooによると、2017年のeスポーツ国内市場規模が5億円未満、観戦者数が約158万人に対して、世界eスポーツ市場規模は約700億円、観戦者数は約3億5000万人と試算しており、2018年には市場規模は38.2%、観戦者数は13.8%成長すると予想している。eスポーツで扱われるゲームソフトはシューティングゲーム、格闘ゲームなどの競技性(勝敗のつけられる)があることが前提となる。特に格闘ゲームは日本のタイトルが多く、人気である。代表的なものとして、ストリートファイター(カプコン)、鉄拳(バンダイナムコ)、大乱闘スマッシュブラザーズ(任天堂)が挙げられる。ストリートファイターは東大卒の日本人プロゲーマーがその世界大会で昨年優勝を果たし話題となった。また、大乱闘スマッシュブラザーズは2018年12月7日(金)発売を予定しており、シリーズとして5作目となる。eスポーツ市場の成長に伴いゲーム業界の復調が加速することが想定されるため、多くのユーザーから支持されるゲームタイトルを持つ企業や人気のハードウェアを提供している企業の業績に期待したい。

以下に、主なeスポーツ関連銘柄を紹介するので、参考にしていただきたい。

参考銘柄

コード 銘柄名 主なコンテンツ 終値(8/10) 注文画面
3635 コーエーテクモホールディングス ・信長の野望
・DEAD OR ALIVE
2,410
3765 ガンホー・オンライン・エンターテイメント ・パズル&ドラゴン 227
6460 セガサミーホールディングス ・ぷよぷよ
・ペルソナ
1,984
6758 ソニー ・プレイステーション4 6,051
7832 バンダイナムコホールディングス ・鉄拳
・ドラゴンボール
・アイドルマスター
4,110
7974 任天堂 ・Nintendo Switch
・大乱闘スマッシュブラザーズ
・ゼルダの伝説
36,500
9684 スクウェア・エニックス・ホールディングス ・ドラゴンクエスト
・ファイナルファンタジー
4,860
9697 カプコン ・ストリートファイター
・バイオハザード
・モンスターハンター
2,851

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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