次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2017年09月22日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】旺盛な需要を背景に業績拡大基調が続くFA機器業界

米主要3指数が最高値を更新していることや円安進行などを背景に東京市場を取り巻く環境が変化している。
22日(金)は北朝鮮外相が国際的な制裁枠組みに対し太平洋上での水爆実験を実施する可能性を示唆したとの一部報道や週末要因もあり下落に転じたものの、19日から21日までは今年2回目の4営業日続伸となった。水準としても、終値ベースで8月7日以来となる20,000円の大台を回復しただけではなく、年初来高値も更新している。
先日開催された日米の金融政策決定会合において、米国が出口戦略を探る一方で、日銀が量的緩和政策の継続を示唆したため、一部市場関係者の間では日米金利差の拡大から今後ドル高円安が進行し、企業業績の拡大を背景に日経平均株価がバブル崩壊後の戻り高値である22,666円(1996年6月26日)が中期的な目標値として視野に入るとの指摘もある。この指摘については極端な例であるものの2015年6月24日の終値である20,868円を射程に入れる動きとなっており、第2次安倍政権発足後の高値更新となれば、更なる上昇も期待できるだろう。

【日経平均株価 日足チャート】

日足チャート

こうした環境のなか国内政治においては衆議院の解散・総選挙を巡る報道が盛り上がってきている。現在報道されている内容をまとめると28日召集の臨時国会冒頭で解散し、10月10日告示、同22日投開票の日程となるとされる。今回の総選挙の争点としては、憲法改正や教育・子育て支援、働き方改革などを含めた経済再生などが取り沙汰されているが、依然として解散自体が観測報道であることから現時点ではっきりとした争点を求めるには時期尚早と言える。
ただし、先日の金融政策決定会合の内容を考慮すると経済再生は現在の日本にとっては財政再建も含め外せない項目となるため、同分野については今後注目が集まることが想定され、特に働き方改革に関する分野については丁寧に見ておきたい。

働き方改革については、これまでのところバブル期以来となる高水準の有効求人倍率を背景に求人サイト等を中心とした人材関連銘柄に注目が集まってきたが、今後は長時間労働の改善に向けた施策がクローズアップされ、生産現場における自動化がさらに加速することが予想される。こうした流れからFA機器(コンピュータ制御技術を用いて工場を自動化すること、または自動化に使われる機器)業界に対する注目度が一層高まることが想定されるだろう。

FA機器業界については世界の機械需要サイクルが上向き傾向にあることや、中国をはじめ新興国において人件費が上昇するなかでFA機器を導入しコスト削減を図る動きが強まっていることから業績の拡大基調が続いており、キーエンスやSMCなどをはじめ株価も上昇傾向にあるが、働き方改革に関する制度整備が続くことになれば国内においても同需要が一段と高まることになるだろう。
また、こうした見立てから東京市場のメインプレイヤーと目される外国人投資家もFA機器業界の動向について注視しているとされ、今後働き方改革の進展をきっかけとして投資を加速させる可能性があることも、同業界にとっては追い風となるだろう。

以下に主なFA機器業界の銘柄を掲載しているので参考にしていただきたい。

主なFA機器関連銘柄

コード 銘柄名 終値
(9/22)
年初来高値 注文画面
6134 富士機械製造 2,042 2,107
6135 牧野フライス製作所 975 1,144
6143 ソディック 1,371 1,421
6165 パンチ工業 1,966 2,080
6273 SMC 39,910 40,950
6383 ダイフク 5,380 5,710
6506 安川電機 3,500 3,640
6507 シンフォニアテクノロジー 483 510
6861 キーエンス 58,590 61,070
6954 ファナック 22,855 23,670
9962 ミスミグループ本社 2,870 3,050

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