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2017年07月04日
岡三オンライン証券株式会社

一年半ぶりの高値の更新が迫るマザーズ市場

日経平均株価は6月に1年半ぶりに2万円を突破した後、底堅い展開が続いている。行き場のない緩和マネーを背景に世界的に株式市場が高値圏で推移している。
高値圏で膠着している日本の株式市場は個人投資家にも影響を与えている。マザーズ市場は1年半前の高値に迫ろうとしており、これらの要因は「膠着した日経平均株価」「堅調なナスダック市場」「上昇基調が続くゲーム株」だと考えている。
「膠着した日経平均株価」は大型株に値幅が出なくなると値動きを追い求めて小型株に資金が集まる。TOPIXスモール、東証二部指数、日経ジャスダック平均も直近高値を越えており、小型株へ資金がシフトしていることが確認できる。

【マザーズ指数 日足チャート】

マザーズ指数 日足チャート

【ミニTOPIX先物 日足チャート】

ミニTOPIX先物 日足チャート

「堅調なナスダック市場」は上半期の米国市場はNYダウ約+8%、S&P500約+9%、ナスダック約+14%高と上昇が際立った。マザーズをはじめとした新興市場もナスダック上昇の影響を多少は受けていると考えている。
ITバブルやライブドアショックの前後はナスダックの騰落がマザーズ市場に強い影響を与えていたが、その後は相関が薄れていった。しかし、最近は米国のハイテク株、バイオ株などが高値を更新し続けていることから少なからず日本の同業種も影響を受けていたと考えている。それが新興市場全体の上昇に多少は寄与しているのではないか。
「上昇基調が続くゲーム株」はガンホーエンターテイメントやミクシィなどリリースしたゲームの成功が業績を劇的に変化させる起爆剤になると投資家に認知され、メジャーな投資先となっている。個人投資家中心に第二のガンホー、ミクシィを血眼で探し続けており、マザーズ上場のゲーム会社の物色がさらに進み、高値を更新する銘柄が続出した。このゲーム株の上昇がマザーズ指数の動きに影響を与えている。
1年半前にマザーズ指数が高値を付けた際は大型株の上昇が相場をけん引したが、そーせい、サイバーダインの株価はさえず、共に1,000億円以上時価総額を減らしている。

【2121 ミクシィ 日足チャート】

2121 ミクシィ 日足チャート

【4565 そーせい 日足チャート】

4565 そーせい 日足チャート

【7779 サイバーダイン 日足チャート】

7779 サイバーダイン 日足チャート

一方、足元ではゲーム株を中心に時価総額300億円前後のマザーズ銘柄の底上げが今のマザーズ市場の活況を支えている。時価総額300億円以上の銘柄は1年半前では25銘柄だったのに対し、直近では38銘柄に増加している。新たに時価総額が300億円を越えた銘柄群はゲーム株が多い。
新興市場は短期間で時価総額が激増する可能性を秘めていることが魅力であり、醍醐味でもある。流行りのゲーム株のセールスランキングを予想するなど個人投資家の着目点を先回りする投資で一歩差をつけたい。

コード 銘柄名 市場 終値
(7/4)
注文画面
2121 ミクシィ 東証マザーズ 6,030
2158 FRONTEO 東証マザーズ 797
2438 アスカネット 東証マザーズ 1,802
3665 エニグモ 東証マザーズ 1,705
3679 じげん 東証マザーズ 1,584
3689 イグニス 東証マザーズ 4,585
3692 FFRI 東証マザーズ 5,020
3782 ディー・ディー・エス 東証マザーズ 890
3793 ドリコム 東証マザーズ 1,983
3810 サイバーステップ 東証マザーズ 7,450
3825 リミックスポイント 東証マザーズ 1,336
3914 JIG-SAW 東証マザーズ 6,310
3923 ラクス 東証マザーズ 2,102
3932 アカツキ 東証マザーズ 8,350
4565 そーせいグループ 東証マザーズ 11,760
4813 ACCESS 東証マザーズ 866
6047 Gunosy 東証マザーズ 2,149
6049 イトクロ 東証マザーズ 4,340
6094 フリークアウト・ホールディングス 東証マザーズ 4,015
6172 メタップス 東証マザーズ 3,090
6196 ストライク 東証1部 4,535
6550 Fringe81 東証マザーズ 5,340
6552 GameWith 東証マザーズ 4,085
7779 CYBERDYNE 東証マザーズ 1,489

執筆者

Bコミ(坂本 慎太郎)氏
こころトレード研究所所長

2002年から6年間証券会社のディーラーとして株式と先物の売買を経験。
2008年から株式会社かんぽ生命保険に転じ、債券や株式のファンドマネージャーや運用計画の策定等の運用業務に携わる。
かんぽ生命退職後、個人投資家育成のため、中級者の個人トレーダーのスキルの穴埋めを目的としたこころトレード研究所を運営。
日本株を中心に短期は板読み、中長期はマクロ経済の方向感を押さえつつ、業績や資金動向等の需給に重きを置いた運用を行っている。
株式以外には債券、不動産、太陽光発電所等、様々な投資を行っている。 パンローリング社で「株のデイトレ・スイングトレード通信スクール」を運営。

こころトレード研究所

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