次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2017年04月18日
岡三オンライン証券株式会社

上下に激動するIoT銘柄をとらえる!

北朝鮮問題という古くて新しいリスクが、株式市場に暗雲を呼んでいる。
4月15日の金日成誕生日に「なにかが起こる」と考えていた投資家は、予想以上に市場の多くを占めていたと言うことができるだろう。

この日を間近に控えて行われた米国のシリア攻撃以来、こういった米国の攻撃的な姿勢は、市場にマイナスの影響を及ぼした。このように、ここへ来て相場展開の新たな要因として、トランプ政権下での地政学リスクが、市場に微妙な影を落とし始めたと言えるだろう。

投資家の懸念は、トランプ氏とその側近が安全保障面では素人同然ではないか、ということだ。もちろん、ジェームズ・マティス氏のような「軍人」はいるだろう。しかし、軍人と安全保障の専門家は、まったく異なるものだ。

米国、あるいは米国市場の弱点が安全保障にある、というイメージができるのは、世界中の株式市場にとって良くないことだろう。

日経平均株価チャート 日足(6カ月)

日経平均株価チャート 日足(6カ月)

日経平均株価は、こういった新しいリスクが思いの外強力な下げ要因になったことで、活気を失くしたように見える。とくに、ここしばらくは小型株が大きく売られる展開も見られ、機関投資家だけでなく、個人投資家の追証の発生が心配される場面となってきた。

では、当面の下落目処はどこにあるのか?

日経平均株価を良く眺めてみると、昨年11月22日に小さく「窓」が空いていることがわかる。
この窓は、18050円から18222円の間に存在している。
テクニカルで考えると、この18050円、すなわち18000円台の攻防が、下値のメドとなると読むことができる。

小型株が下落している背景には、成長株特有の「現実数値への幻滅」がある。小型成長株の多くは、目先の利益は無いが、将来莫大な利益を生む可能性があるからこそ高いPERがつく。そういった銘柄に目先の利益への失望を表明するのは、少し合理的ではない気もするが、それもまた株式市場の一面だ。

そういった成長株における代表格の一つが、IoT(Internet of Things)関連銘柄だろう。IoTとは「あらゆるモノが、インターネットに接続されるようなシステム」をいう。センサーと通信、プラットホームやサーバーとネットワーク、端末などがつながると、あらゆるサービスが革新的になることが期待できる。

リサーチ会社のIDCは、今月、国内IoT市場のテクノロジー別市場予測を発表した。これによると、現在のIoTユーザーの支出額は2016年で5兆円、中期成長率は17%であり、2021年の市場は11兆円になるだろう、としている。

IoT関連銘柄の多くは、その将来性は期待されつつも、業績の進捗、財務内容の悪化などで下落する場面も多い。一方で、IoT関連銘柄の魅力は、当面、市場の飽和は無く、景気や為替の影響を受けにくい産業であることだ。

こういった銘柄には、とにかく仕込んでおいて待ち伏せする、という作戦が有効だ。以下に、その関連銘柄をいくつか挙げておこう。

IoT(Internet of Things)関連銘柄

コード 銘柄名 市場 終値
(4/18)
注文画面
2349 エヌアイディ 東証JQ 3,550
2354 安川情報システム 東証2 721
2359 コア 東証1 1,282
3040 ソリトンシステムズ 東証2 695
3690 ロックオン 東証M 1,835
3858 ユビキタス 東証JQ 820
6836 ぷらっとホーム 東証2 3,080
9739 日本システムウェア 東証1 1,420

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年37年10月27日生まれ 愛知県出身
証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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