【次の一手】出入国管理法改正により増える外国人労働者と需要高まる翻訳ビジネス

04/12(金)16:20

4月1日、改正出入国管理法が施行された。日本の労働生産年齢人口の減少への対応策として、外国人労働者の受け入れを拡大する。改正に伴い、在留資格「特定技能1号」「特定技能2号」が新設された。従来は公務従事者や「専門的・技術的分野」とされる高度外国人材の在留・就労が認められていたが、今回の改正にあたり指定された「特定産業分野」にも就労できるようになった。「特定産業分野」には介護業、外食業、建設業、宿泊業などの人手不足が深刻とされる14業種がある。日本で就労することを望む外国人労働者がおり、母国の経済発展のために技能・知識を日本で学ぶ外国人技能実習生やアルバイトで働く外国人留学生が働き手として増加しているのが現状だ。厚生労働省の「外国人雇用状況」によると、2018年10月末の外国人労働者数は約146万人で5年前と比べると2倍を超える。「特定産業分野」14業種では、向こう5年間で最大345,150人の受け入れを見込んでおり、これを上限として運用される。

特定産業分野の受け入れ見込数

所管省庁 分野 受け入れ見込数(5年間の最大値※)
厚生省 介護 60,000人
ビルクリーニング 37,000人
経産省 素材系産業 21,500人
産業機械製造業 5,250人
電気・電子情報関連産業 4,700人
国交省 建設 40,000人
造船・舶用工業 13,000人
自動車整備 7,000人
航空 2,200人
宿泊 22,000人
農水省 農業 36,500人
漁業 9,000人
飲食料品製造業 34,000人
外食業 53,000人

14分野の受け入れ見込数(5年間の最大値)の合計:345,150人

出典:岡三オンライン証券作成

今回の出入国管理法の改正によって在留資格が認められる特定産業分野14業種は外国人労働者を受け入れ、雇用するにあたり、労働現場でのコミュニケーションをどう取れば良いかが課題となる。一番望ましいのは日本語または英語で直接コミュニケーションが取れるよう双方の言語能力を向上させることであろうが即座に対応するのは難しい。まずは音声翻訳機や翻訳されたマニュアル作成業務の需要が高まるだろう。ソーネクスト(4344)から発売されているポケトークは英語、中国語など63言語に対応した音声翻訳機を提供している。入力された音声をクラウド上で処理し指定した言語で翻訳された音声を返してくれる代物だ。ロゼッタ(6182)はAIを活用した自動翻訳サービスを提供している。専門用語に強い自動翻訳機と評判が良く、AIによって思考された翻訳エンジンで精度の高い自動翻訳をローコストで提供していることから国内での導入実績が多い。

以下に、翻訳ビジネス関連銘柄を紹介するので参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 終値(4/12) 注文画面
2468フュートレック539
3773アドバンスト・メディア1,408
4344ソースネクスト450
6182ロゼッタ3,315
6541グレイステクノロジー1,910
9416ビジョン5,030

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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