【次の一手】年初来高値圏の日経平均株価。復調の兆しを見せるセクターは…

04/05(金)15:01

今週の日経平均株価は年初来高値圏である21,700円近辺での動きとなった。

【日経平均株価:日足:6ヶ月】

週初からの日経平均株価上昇の背景は2つある。
1つ目は、中国を発端とした世界経済の減速懸念がやや後退したことが挙げられる。中国国家統計局が3月31日に発表した3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は前月より1.3ポイント上昇し、50.5と節目となる50.0を2018年11月ぶりに超えた。昨年からの中国政府による経済政策の効果が出始めたとの声もある。
2つ目は、長引いている米中通商協議の進展期待である。4月3日から再開となった閣僚級協議に先立ち、制裁関税の撤廃時期などの合意期待から米国株式市場は先週末から上昇となった。その流れを引継ぎ、日本株式市場も精密機器、電気機器や機械セクターなどの外需を中心に見直し買いが入っていることが背景にある。

【中国製造業購買担当者指数(PMI)】

出典:岡三オンライン証券作成

【国内業種別年初来騰落率】

出典:岡三オンライン証券作成

世界的に株式市場に対してリスクオンムード再燃の兆しがある中で、日本の株式市場が期待しているのは海外投資家からの資金流入である。海外投資家の売買動向を見ると、年始からの現物の累計売り越し額は2.4兆円となっており、昨年の年間累計売り越し額の5.6兆円と比較して4割を超えている。過去を振り返ると4月は海外投資家が18年連続で買い越しており、足元のリスクオンムード再燃が加速すれば、海外投資家の好む流動性の高い大型株への資金流入が期待できよう。現に1カ月前を基準に日経平均株価とマザーズ指数を比較すると、3月中はバイオ関連銘柄で注目を集めていたマザーズ指数に軍配が上がるが、4月に入ってからは逆転して日経平均株価の上昇とマザーズ指数の顕著な下落が見られる。

【日経平均株価とマザーズの直近1カ月比較】

大型株の物色先として一考していただきたいのが、中国への事業展開をしている設備投資関連だ。日本銀行が4月1日に発表した日銀短観では、景況感は悪化したものの、2019年度設備投資計画は大企業(全産業)で前年度比1.2%増、大企業(製造業のみ)で6.2%増という結果が出ている。米中通商協議の進展から手控えられていた中国への設備投資需要の回復が見込まれれば、世界経済の減速懸念のあおりを受け不調であった設備投資関連銘柄への見直し買いが期待できる。

以下に大型株式の中から中国への事業展開をしている設備投資関連銘柄を紹介するので、参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 終値
(4/5)
注文画面
6268ナブテスコ3,495
6273SMC43,550
6324ハーモニック・ドライブ・システムズ4,675
6383ダイフク6,430
6506安川電機3,965
6645オムロン5,640
6861キーエンス71,580
6954ファナック20,985

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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