
岡三ネットトレーダーWEBの「企業分析」機能については、第3回でレポートした。今回は、「株価ボード」「ランキング」「チャート」機能について紹介しよう。
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株価ボードには、ポジションがある銘柄と銘柄リストが表示される。銘柄リストには1つのリストに最大100銘柄、合計最大2000銘柄を登録できる。インストール版のトレードツールと比較しても登録銘柄数は最多と言えるだろう【図8】。
表示は「一覧」と「板」を切り替えられる。板は1画面に8枚表示。注目銘柄がある場合は、板表示にしてチェックしよう。登録銘柄は、他の岡三ネットトレーダーシリーズと連係される。1度登録した銘柄は、他の岡三ネットトレーダーシリーズの株価ボードにも表示されるしくみ。登録作業が2度手間にならない。
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「ランキング」は単に前日比の値上がり率、乖離率だけではないところが見どころだ。表示できる項目は、「価格」「乖離率」「急騰・急落」「出来高急増」「出来高」「金額」「テクニカル」「信用」「財務指標」。それぞれについて、東証1部、ジャスダックなどの市場や日経225銘柄で絞り込める。
ランキング項目で注目は「急騰・急落」と「出来高急増」。これらは今、まさに上昇・下降トレンドが始まった銘柄を探す場合に便利だ。ランキングの表示条件として、「5分前」「30分前」「60分前」が選べる。5分前に急騰した銘柄なら、現在も急騰中かもしれない。60分前に急騰した銘柄なら、上昇トレンドに入っている銘柄の可能性がある【図9】。
財務指標のランキングも便利。「配当利回り」「PER」「PBR」「時価総額」による順位を表示。業種による絞り込みもできる。たとえば、「日経225銘柄、医薬品セクターの中から、低PERのランキングを表示する」といった絞り込みができる。
なお、インストール版の岡三ネットトレーダーや岡三ネットトレーダープレミアムにもランキング情報があるが、WEB版と機能が若干異なる。たとえば、出来高急増の場合、インストール版では1分前から3分、5分、20分、30分、60分前まで基準となる時間を設定可能。WEB版より設定の種類が多い。
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チャート機能で利用できる指標は、移動平均線と、出来高だ(インストール版では多数のテクニカル指標が使える)。ただし、分足に関しては、インストール版の過去3日分表示に対し、WEB版は過去5日分(2010年8月時点。将来的には10日分)の表示が可能で、この点は、インストール版より優れている。
過去のチャートが見やすい点も特徴だ。画面下部、出来高の下に表示できる最長日数のチャートが出ている。日足の場合は、過去3年分のチャートだ。画面上段のろうそく足が表示している期間は半透明になっている。この半透明期間をドラッグ&ドロップすれば、表示したい期間をすぐに移動できる。
たとえば、「過去3年を振り返り、今の株価水準はどのあたりか」「過去3年で大底の株価だった期間はいつで、いくらだったか」といった場合に、下段のチャートを見れば、すばやくチェックできるのだ【図10】。
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筆者自身もデイトレードやスイングトレードを行っている(ただし、記事を書く立場上、個別銘柄でなく、ETFを取引している)。
自分で利用する場合、まず、「マイページ」を自分好みにカスタマイズするだろう。個人的にはかなり頻繁にトレードするので、SS注文、歩み、チャート(複合大)の3点が必須。また、損益や株価ボードも表示する。株価ボードは、銘柄リストだけでなく、ポジション銘柄も表示できるので、自分の保有銘柄の状況を知る際にも使える。その他、相場全体の状況を知るために、国内指標も表示する。
株価ボードは、チェックしたい銘柄を登録するだけでなく、セクターごと、内需・外需銘柄などに銘柄を分けて登録するアイデアもある。2000銘柄も登録できるので、たくさん登録して一覧表示で騰落率を比較すれば、その日の動向がセクター単位でつかめるだろう。
また、最近ではNYダウや上海の指数、金や原油などのETFが上場している。こういったETFをまとめて株価ボードに登録しておけば、世界の指数がお手軽にチェックできるボードが完成する。
ランキング情報は、「急騰・急落」「出来高急増」「信用」について研究してみたい。たとえば、5分前に株価が急騰したといっても、実際には、たとえば株価が100円の銘柄が102円になっても比率では2%の急騰だ。また、流動性が低ければ実際の取引には向かない。日経225銘柄に絞るなど工夫が必要になる。
さらに、ランキング画面の右側に複合パネルを表示し、チャートを開く。ランキングに表示された銘柄を次々にクリックして、チャートの形から有望と思われる銘柄を探す。
また、信用倍率や信用残増加銘柄にも妙味がありそうだ。複合パネルでは、信用情報もチェックできる。買い残、売り残の推移、逆日歩の情報などが掲載されている。たとえば、低信用倍率上位の銘柄でチャートの形は急騰、逆日歩もついている、となれば踏み上げ相場を狙って、買い参戦する手もある。
ただし、当然だがランキングに出た銘柄がすべて即取引できるわけではない。ランキングの中からさらに取引する銘柄を絞り込むために、自分なりに研究や取引経験を積む必要があるだろう。
さて、4回にわたり岡三ネットトレーダーWEBの体験レポートをしてきた。実際に使ってみると、今回レポートにある長期・短期チャートを同時表示するような、従来のツールにない工夫ポイントが多数見つかる。トレード初心者でも使いやすく、上級者にも役立つ機能が多いので、ぜひ、1度利用してみていただきたい。
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