●値動きのサイクルに着目した指標
「CCI」は、商品チャンネル指数(Commodity Channel Index)の頭文字を並べたものです。その名の通り、商品取引で使われ始めたといわれていますが、現在は株式や為替、債券の分析にも広く使われているオシレーター系のテクニカル指標です。
「CCI」の考え方の基本は、商品(株や為替などを含む)の値動きには一定のサイクルがあるということです。
一般的に、「相場には一定の周期がある」といわれ、とくに商品の場合は、季節的な循環変動が見られるという点がよく指摘されています。
もちろん、完全なサイクルが成立しているわけではありませんが、上下動のサイクルが相場で観察されることはよくあります。「CCI」はこのようなサイクルを前提として、商品価格や株価の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標の一つです。
ある銘柄の日足とCCI(パラメータ14/2010年8月27日)
●順バリにも逆バリにも使用可能
計算式については「テクニカルチャート解説」(http://trade.okasan-online.rich-direct.jp/chart_help/frame.html)をご覧いただくとして、この項では、もっとわかりやすく解説しましょう。
「CCI」は、別の項で解説している「ボリンジャーバンド」の「1σ」のラインに対し、株価がどのような位置関係にあるかを見方を変えて表示していると考えると理解しやすくなります。
実際、「ボリンジャーバンド」で「1σ」のラインと「CCI」を上下に表示して対応させてみると、ほぼ同じだということがわかります。
下の画面では、「CCI」のパラメータを14に設定していますが、株価が「ボリンジャーバンド」の「1σ」を上抜いたところは、「CCI」で100%を超えたところとほぼ同じであることが見てとれます。
ボリンジャーバンドの「1σ」ラインと「CCI」を上下に表示
したがって売り買いの判断は、「CCI」が100%を超えたら「売り」、-100%を下回ったら「買い」となります。
ただ、「CCI」も「ボリンジャーバンド」と同様に、逆バリだけでなく、順バリでも利用可能です。
順バリの場合は「CCI」が100%を超えたら「買い」、-100%を下回ったら「売り」となります。
商品の場合は季節性というサイクルが強いと思われますが、株式の場合はサイクルに加えてトレンドも重要です。だから、逆バリがいいか順バリがいいかは、銘柄によっても異なります。
「CCI」の場合に重要なのは、サイクル(パラメータ)をいくつに設定するかということ。最適な数値は、「CCI」のパラメータを変化させてみて、「CCI」のグラフの形状変化とロウソク足の関係を見ながら、探すことになります。
なお、株価の場合はサイクルが通用しない場合もありますので、他のテクニカル指標との併用が必要でしょう。
また、ボリンジャーバンドもサブ的に使用すると威力を発揮すると考えられます。
※CCIの「由来」や「概要」に関しては、リンク集の「テクニカルチャート解説」をご参照ください。
http://trade.okasan-online.rich-direct.jp/chart_help/frame.html
※この項目は2010年8月27日のブログを元に書かれたものです。
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